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2006年5月25日 (木曜日)

『デスマーチ(Death March) 第2版』読了

エドワード・ヨードン先生の『デスマーチ 第2版 ソフトウエア開発プロジェクトはなぜ混乱するのか』を読み終わりました。

第一版は、買おう買おうと思ってるうちに、

絶版

になってしまっていたので、今回は、早めに捕獲。

しかし、こりゃ、読んでて鬱になりますなぁ・・・。(´・ェ・`)

デスマーチ・プロジェクトは、常態であって、例外ではない

デスマーチ・プロジェクトは、常態であって、例外ではない

デスマーチ・プロジェクトは、常態であって、例外ではない

_| ̄|○

いやぁ~、まいった、まいった。
わたしゃ、運が悪くてデスマーチプロジェクトにばかりブチ当たるのかと思っていたのですが、 常態ならしょうがないですねぇ・・・。

・・・・・・。

た、助けて~。(つД`)

恐ろしいですなぁ~。>IT業界
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

この本によると、デスマーチは、手段を選ばず最良の方法(超法規的手段を含む)で戦え!という事ですな。
で、勝てないと分かった時は、速やかに逃げろ!(辞職)という事らしい・・・。
ソフトウェアの開発組織はの誰かが辞める場合、最初にドアから出ていくのは誰だろう?
それは最も生産性が高い人たちなのだ!
と書かれてたり・・・。

だから、デスマーチは、先に進めば進む程、悲惨な状況になっていくんですね・・・。
火消しに入った時には、優秀な人は、もう居ないというパターンが多いのも納得・・・。

もっとエンジニアを大切にしようよ・・・。(つД`)>IT業界

この本では、政治層と戦うのは、プロジェクトマネージャー(PM)の役割という事になってますが、 実際に私が体験したようなプロジェクトでは、PMを置かずに、プログラマー(PG)が直接政治層に晒されてて、 悲惨な事になってるもんなぁ・・・。(´・ェ・`)
この本に書かれてる内容より、もっと悲惨かも・・・。>日本のデスマーチ
日本は、アメリカに比べると、プログラマーの地位が低くて、賃金を無茶苦茶低く抑えられてしまう事があるしね・・・。

この本は、会社の管理職の方々にぜひ読んで欲しいですね。
で、現場の大変さをもっと分かってくれ~。(つД`)

デスマーチの種類を
  • スパイ大作戦型
     プロジェクトが成功する確率は低く、いろいろな悪役や裏切り者が、あらゆる手段でプロジェクトを切り崩しにかかる。 しかし、プロジェクト・マネージャーは、ハリウッドのハンサムなヒーローで、チームには超一流の技術屋や天才少年がおり、 神も味方している。チームメンバーは、トム・クルーズの映画のように、どんな状況でも、お互いを信頼しているし、 困難に挑戦したり、極限状態のスリルを楽しんでいる。
     現実の「スパイ大作戦」型プロジェクトでは、成功した場合に、名声や名誉、富を求める事が多い。
     プロジェクトの使命は成功することであり、卓越した技術力と勤勉さがあれば、必ず成功すると信じている。
  • モーレツ型
     冷血漢のプロジェクト・マネージャーが、プロジェクトの成功を祈願してプロジェクトのメンバーを生贄に捧げる構図のプロジェクト。たとえば、プロジェクト・マネージャーが、「本物のプログラマは眠らない!」といつも熱病にうなされたようにまくしたてているもの。
     このタイプのプロジェクトでは、何人かが過労で倒れ、胃潰瘍やノイローゼを患い、離婚問題が持ち上がる。
     不幸が実際に起こると、プロジェクト・マネージャー氏は、プロジェクトメンバーの前でニタリと笑い、 「あいつはもともと弱かったんで、そういう運命だったんだ」と斬り捨てる。

     モーレツ型の特徴は、

    1. プロジェクト・マネージャーは、プロジェクトを成功させるつもりでいる。
    2. プロジェクト・マネージャーは、会社の中で生き残るつもりで、プロジェクトを成功させて利益を得ようとしている。
    3. プロジェクト・マネージャーは、プロジェクトの成功のためならメンバーの健康や幸せを犠牲にする(実際には、そうしたいと考えている)。
  • 自滅型
     このプロジェクトでは、メンバー全員が破滅する運命にあり、悲惨な結末を迎える。メンバーとプロジェクト・マネージャーがプロジェクトに参加するのは、そうしないとクビになるためだ。
     そして、全員、プロジェクトは絶対に成功しないと最初から承知している。
  • カミカゼ型
     このプロジェクトも破滅する運命にあるが、プロジェクトのメンバーは栄誉ある失敗を覚悟しているし、 プロジェクトに参加できたことを誇りに思っている。
     プロジェクトの技術スタッフは、これまで一度も経験のない先端技術を使えることを非常に満足しており、 プロジェクトが潰れたあとは、そんな機会は二度とないと思っている。
     プロジェクト・マネージャーは、このプロジェクトが将来プロジェクト・マネージャーになる人の教材になればよいと考えてる節がある。
     プロジェクトのメンバーは、この滅びる運命にあるプロジェクトに自分を捧げることは 名誉であり特権だと思っている。もちろん、わずかながらプロジェクトが成功する可能性もある。
     奇跡を起こすために自分を完全に犠牲にしなければならない場合、進んで自分を投げ出すのだ。
の4つの分類に分けるというのは、分かりやすくて良いですね。
(”デスマーチにならない”という選択肢が無いのが怖いのですが・・・。(^^;)

私は、これを知る前は、"ダメプロジェクト=デスマーチ"という一つの事象としてしか デスマーチを認識してませんでしたよ・・・。
私が今まで感じていたダメプロジェクトと言うのは、この分類で言うと、モーレツ型の事ですね。
この本では、『「モーレツ」型に十分注意する必要がある』と書かれているのですが、 私が経験したデスマーチは、ほとんど「モーレツ」型だったような・・・。
あぁ・・・、かなり不注意でした・・・。(;´Д`)>私

それから、確かに、優秀な人と組むと、スパイ大作戦型になるような気がします。

先月やったお仕事なんかは、多少、Deathな仕事ではありましたが、 私の一つ上流工程側に居た方が非常に優秀だったので、なんとか納期までに 間に合ったという感じでしたからね。(納品した後も、無事に動き続けてくれてる模様。(^_^))
デスマーチではあったけど、どうにか成功(?)に導く事が出来たのは、意識はしてなかったですが、 スパイ大作戦型になっていたのでしょう。

逆に、去年から今年の年頭にかけてやって、私がキレたあのプロジェクトは、 政治層からの妨害が酷く、自滅型+モーレツ型という感じで、 悲惨なプロジェクトでしたねぇ・・・。
途中でプロジェクトを抜けるというかなり悔しい思いをしましたが、辞めたのは、正解だったでしょう・・・。
本当は、もうとっくに終わってないといけないはずなのに、まだ、続いてるようだし・・・。(;´Д`)

デスマーチは、避けられないという事でしたら、 出来るだけ『スパイ大作戦型のプロジェクト』に参加したいものです。

それから、この本には、トリアージという事も書かれてましたね。
トリアージについては、私のメモ用blogに、以前メモを残してるので、そちらも参照してみて下さい。
■[IT業界]プロジェクトマネジャーに求められる軍医のスキル


この本読んだら、IT業界で働くの嫌になっちゃった・・・。(;´Д`)

よほどテンションを高く維持出来る状態じゃないと、デスマーチの中で戦い続けるのは難しいですからね。
今の私には、デスマーチを戦えるだけのテンションを維持し続けていくのは無理ぽ・・・。(つД`)
(この本によると、デスマーチを避けるのは、不可能っぽいしなぁ・・・。(´・ェ・`) )

ホント、これから、どうすっかねぇ~。

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