『ITエンジニアの「心の病」―技術者がとりつかれやすい30の疾患』読了
ITエンジニアの「心の病」―技術者がとりつかれやすい30の疾患
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酒井 和夫 立川 秀樹
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ITエンジニアは自分に症状が無くても目を通しておくべき本
IT業界管理職必読の書・ITエンジニアがとりつかれやすい30の疾患のリスト
- 頭痛
- 慢性疲労症候群
- エコノミークラス症候群
- 自律神経失調症
- 失感情言語化症(アレキシサイミア)
- ITてんかん
- 社会不安障害(対人恐怖症)
- うつ病
- 睡眠障害
- 適応障害
- インターネット依存症
- 電磁波症候群
- VDT症候群
- ドライアイ
- 化学物質過敏症
- 過敏性大腸症候群
- 呑気症候群(ゲップ・おなら)
- ディスペプシア(胃の痛みやもたれ)
- 胃・十二指腸潰瘍
- 摂食障害
- 狭心症・心筋梗塞
- 脳梗塞
- 円形脱毛症
- 顎関節症
- 頸肩腕症候群
- 手根管症候群
- 腰痛
- 痔核
- 生理不順・無月経
- 勃起障害(ED)
これが、IT業界入ると、なる可能性の高い病気~。
このいくつかは、私もなってますー。(つД`)
肩も首も消化器もボロボロですー。
はぅーっ!!なんて危険な仕事なんデスかーっ!?
これらの病気は、心身症が 絡んでる事もあるので、内科や整形外科に行くだけでなくメンタルヘルスも要注意だそうです~。
なかなか治らないな~と思ったら、精神科や心療内科にも行ってみましょう~。>体調の悪いITエンジニアさん達
この本の最初のページに
たとえば18世紀末のイギリスの産業革命は、多くの精神疾患患者をつくり出し、 その結果精神病院の急速な増加をもたらしました。 近年のIT技術の急速な発展という状況でも、これと同じ傾向が見られるのではないでしょうか。と書かれてます。
私もIT業界でプログラマーとして働き始めた一年目から、この無茶苦茶な労働環境は、 イギリスの産業革命時代と同じじゃないのか!?と思ってました。
この本を読んで、やはりそうなのか・・・と・・・。
恐ろしい、とても恐ろしいです。IT業界・・・。
この本で覚えた言葉、
健康配慮義務違反ふ~ん、会社は、社員の健康を守る義務があったんだねぇ~。(´-ω-`)遠い目
安全配慮義務違反は知ってましたが、 健康配慮義務違反ですよ!奥さん!
今まで、健康は二の次みたいな職場でばかり働いてましたから、
社会人たるもの健康を顧みてる暇なぞないわ!というのが、日本社会のデフォルトだと思ってたので、 会社にそんな義務があるとは思いませんでしたよ。
しっかり義務は果たしてもらいたものです。
今までの経験から、 会社が一方的に社員を殺しにかかっても許されるんだねぇ~と思ってたので、 これでちょっと安心。
まぁ、本当に、会社が健康配慮義務を守ってくれればですが・・・。
(健康配慮義務を守って、安心して働ける会社って、IT業界にあるのかなぁ~???(つД`))
しかし、健康配慮義務があるハズの社会で生活してて、 何で、私、こんなボロボロになってるんでしょ?
泣けてくるよ・・・。(つД`)
それから、この本の前半は、日本の組み込みソフト開発の現場が特にヒドイという話が続きます。
組み込みソフト開発・・・。
私の出身業種ですよ・・・。(;´Д`)
まさか、こんな本で、「組み込みソフト」なんて言葉を見るとは思いませんでした。
こんなマイナーな言葉を取り上げて、かなりのページ数を使ってるという事は、ホントに酷いんですねぇ~。
この本では、欧米の組み込みソフト業界との比較をしてるのですが、やはり日本の状況は、かなり酷いという結果に・・・。
組み込みソフト開発の現場なんて、どの国も似たようなもんだろうと思ってたのですが・・・。
実は、日本のエンジア達は、かなり無茶な事をさせられてるのね・・・。
日本のエンジニアの残業時間が多い理由の一つは、この「人・月」の評価がまだ残っていて、 「残業時間が多いほど高い評価が得られる」、または「高い利益が得られる」という風潮がいまだに残っているからです。 ソフトの開発が個人の力に依存しているのは世界共通なのに、日本だけはソフトの付加価値ではなく、 労働時間で評価されているのです。という事らしいので、
日本のソフト開発の現場は疲れきっていて、「もう耐えられない」と業界から足を洗うエンジニアは後を絶ちません。という事に・・・。(;´Д`)
あぁ・・・。_| ̄|○
しかも、組み込みソフトウェア開発での外部委託が日本は欧米より多い事にも触れています。
また、以下のような欧米と日本の違いも書かれています。
【外部委託の問題点】
2004年の組込みソフトウェア産業実態調査報告書によると、外部の人材を使う組込みソフトの企業が 最も大きな課題として挙げていることは、欧米でも日本でも「要求仕様の共有や伝達が難しい」という点である。 また、とくに日本の企業は、「品質管理が難しい」という問題を挙げる企業が多い。 米国と欧州では「知的所有権の取り扱いが難しい」ことを課題とする企業の比率が日本に比べて高い。
やはり、欧米は、プログラマーの作ったプログラムの著作権などを気にするんですねぇ~。
日本のプログラマーは、ほとんど著作権者としての立場は無視されていますからねぇ~。
だから、著作物を作っているのにも関わらず、日本のプログラマーの地位は低いのであります。(つД`)
あと、IT業界の派遣社員の待遇の問題とか、IT業界の下請けいじめとか、 よくIT業界の事を調べて書かれてますよ。
IT業界の事を一通り分析した後、この本は、企業のメンタルヘルス対策の必要性を語ってます。
メンタルヘルス対策を行うことによって、うつ病などの精神不健康の発生による生産性の低下を防ぐだけでなく、 従業員のストレスをきちんと評価して対策を立てることにより、生産性の向上も期待出来る。とあります。
そして、「心の病」になりやすいタイプと「心の病」の各段階についての説明と対策、「心の病」の予防法などが書かれています。
メンタルヘルスを守る為には、休養・睡眠が大切という事で、
ベッドに付く間際まで仕事を行うといったことも、睡眠の質に悪影響を及ぼしがちです。 仕事後には、少なくとも1時間半のリラックス時間を設けた後に就寝することが、 よりよい眠りに付く条件になります。とあるのですが、
世界の働く人たちの生活ぶりを調査したデータを比較すると、欧米では帰宅後家庭でゆったりリラックスする 時間を取ることができるのに対して、日本ではそれが難しいことがわかりました。 たとえばアメリカやドイツの労働者は、この時間を6時間以上取れるのに対し、日本の労働者は4時間たらず、 都市のホワイトカラーでは3時間足らずしかなく、さらに自分の都合に合わせて自由な時間帯で働くことが できる裁量制のエンジニアに至っては、2時間半しかないという結果でした。「自由な時間帯で働くことができる」 と言っても、こんな状態では何のために裁量制を採用しているのかわからなくなっているわけです。という事で、日本のエンジニアは悲惨・・・。(つД`)
私も昔は、午前0時頃に仕事が終了、その後、帰宅して、次の日の午前8時半には職場に居るという生活を続けてましたが、 その時は、ゆっくり食事したり、風呂に入ったりする時間もろくに取れないような生活でした。
そんな無茶苦茶な生活だったので、慢性的に身体のあちらこちらが痛くて、いつも体調が悪かったですよ。
ありゃ、ストレスからくる心身症だったんですねぇ~。
まぁ、随分と無理を続けましたから、最終的には、心身症のレベルを通り越してたようで、 実際に潰瘍性大腸炎(UC)という形で 不可逆的なダメージが身体に残ったわけですな・・・。
若いからと過信して、睡眠時間を削ってまで働くのは良くないですな。
若い頃の無茶な過重労働のダメージは、必ず後で出てきますので、若い人も自分の身体を過信して 無理な働き方をするのは止めた方が良いですね。
会社も若いから大丈夫だろうと言って、
無理をさせるのは止めましょう~。
しかし、こんな状態で、ホワイトカラーエグゼンプション(ホワイトカラー労働時間規制撤廃制度)が国会で可決されてしまって、 ホワイトカラー全員が裁量労働制に強制移行という事になったら、どうなってしまうのでしょうか・・・。
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
ITエンジニアが心の病にかからずに、すこやかに生きていくためのアドバイスとしては以下のような事があるようです。
自分の目標を持っている人や、業務に対するゴールの意識を明確に持って仕事に取り組む人は、 ストレスに対して強いことがわかっています。 一方、「とりあえずこの会社に雇われているのだから」とか、「上司に言われたから仕方がない」という感覚で 仕事をしていると、トラブルが起こったときのストレスが高くなる傾向があるのです。なるほど、これは、肝に銘じておいた方が良さそうですね。
このように、ストレスの大きさは仕事に対する意識の持ち方だけでも大きく違ってきます。 「自分の将来のプランとしてこの経験を積みたい」とか、「そのゴールは何なのか」ということを、 時々は考えてみてはどうでしょうか。 誰かのためでなく、「自分はこうしたいのだ」ということを心の中で最上位に置きながら仕事に取り組む姿勢が 大切なのです。
心の病にかかる人は、完璧主義者が多いようで、私もプログラミングに関しては、 その傾向があるので、以下の事も注意。
しょせん世の中に完ぺきなものはないし、完ぺきであろうとすることには無理があります。 もし、完璧に行うことを目標に掲げてしまうと、その結果に常に満足出来ず、成功体験ではなく、 失敗体験を繰り返し経験することとなります。 人は、成功体験を繰り返すことで成長するものであり、完ぺき主義者は、自分で自分の成長を妨げているのです。 「1人の人間にすべてができるはずはない」という見方をして、時には仕事を断る勇気を持ったり、 人を頼ったり、少しルーズになることも必要なのです。 時には、責任を他人に押し付けてしまうくらいの神経の図太さも必要かもしれません。
それから、
怒りをため込むタイプの人よりも、表に出すタイプの方が、頭痛などの身体症状が少なくなると言われています。という事らしいですね。
怒りを腹にため込み過ぎて、私の大腸は壊れたのかなぁ~。
(´・ω・`)ショボーン
これからは、”怒り=痛みのもと”と思って、怒りを溜め込まないようにしないとね~。
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