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2008年4月28日 (月曜日)

『C++言語のカラクリ 誕生の秘密と舞台裏』読了

επιστημη(エピステーメー)さんの本だから、 『C++の設計と進化』を翻訳した時の事をネタにした本だろうと想像して買ったのですが、 違いました。(^^;

C++言語のカラクリ 誕生の秘密と舞台裏
επιστημη
ソフトバンククリエイティブ
売り上げランキング: 13540
おすすめ度の平均: 3.5
3 ありがちの意見は愚痴に聞こえてしまうのが残念
4 面白い本
4 複雑化しつつあるC++の実装を歴史から辿る数少ない和書

本書は、C++言語が日本に入ってきた当時に、日本で初めてAT&Tからライセンスを受けてMS-DOS上での C++コンパイラを作った(株)ミワシステムコンサルティングの足立高德氏から ずいぶん昔にお花見の席で酒を飲みながら聞いた話と、筆者の体験を交えながら話を進めていきます。
(P.3)

という事でした。

MIWA C++というCfrontベースのC++コンパイラを使って、色々やって見せてくれてる本です。

Cfrontベースの本で、C++を勉強した私には、とてもありがたい内容の本でした。
昔読んだ本は、大学の図書館で借りた本だったので、今は、もう手元に無いので、 あやふやになってた記憶を思い出すのに助かる資料が手に入って大喜びです。(笑)

こんな時代に、Cfornの情報をここまでまとめてくれたεπιστημη(エピステーメー)さんに感謝。

Cfrontの事を知らない世代の人でも、 Cfrontが、 どうやってC++をC言語に変換してるかを知ると、C言語でオブジェクト指向なプログラムを書こうとする時、 役に立つと思います。

C言語しか使えないような環境でお仕事してる組み込み系プログラマーの人なんかには、オススメの本かもです。

実際、私は、社会人になってやった最初の組み込み開発の現場では、Cfrontの勉強で得た知識を流用して、 C言語でオブジェクト指向的プログラミングをして、かなりのコード量と開発時間の節約が出来ました。
(開発時間を節約し過ぎちゃって、その後、 他の人の仕事が私の所にガンガン回ってくるようになって死にましたが・・・。(つД`))

そして、この本の後半約半分は、『わんくま同盟座談会』となっていて、会話形式の文章なので、サクサク読めます。
こんな本に載る座談会の内容ですので、(プログラマー的には)かなり楽しい会話がされてます。

しかし、これだけのツワモノが揃った座談会なのに、誰も「俺はC++を完全にマスターしてる!」と言い切れていないのが、 C++の恐ろしいところ・・・。

επιστημη(エピステーメー)さんが、 この座談会で、

C++を推奨する立場の人間がこれを言ってはいけないんだけども、すべてを覚えることはできない。 本当に覚えようと思ったら5年では無理で、 10年20年を覚悟しなさいという大きさのものです(大げさかな?)。
(P.136)

と言っていて、私は、これを読んで、「あー、そんなに時間かかっても良いんだ・・・」とホッとしましたよ。(笑)

もう、10年以上C++を勉強してるけど、全然分かった気にならないんだもの・・・。(^^;

C++は、私みたいに、すでに膨大な時間とお金を投資しちゃってて、引くに引けないところまでキちゃってる人がやればイイと思ってます。

これから勉強する人は、今は、RubyとかC#があるので、そういう言語の方を勉強して、楽に早く幸せになれば良いと思います。
JavaC++に比べたら、よさげなんだけど、私は、Javaはよく知らんのでなんとも言えない・・・。

WhyINoLongerLikeOrUseCPlusPlus - もう C++ なんて好きでもないし使いもしない理由。

という話もあるので、参考に読んでみると面白いかもです。

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