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2008年11月 6日 (木曜日)

『投資戦略の発想法 2008』読了

僕らの年金脱退宣言』と同じ著者の木村 剛さんの本という事で、一緒に買って読んでみました。

株式投資等のリスクのある投資は、 今やってる仕事を大切にして、生活防衛資金をちゃんとキープした後に始めて、
安らかに眠れないような
投資は止めましょう
という事で、長期的な運用方針を勧めてるえらく地に足のついた投資本でした。

巷に溢れた投資関連のトンデモ本や顧客の事を考えないあやしいセールスマンに騙されないようにする為に、 目を通しておいた方が良い本かも。

株式は、20銘柄ぐらいにリスク分散して、30年ぐらい保有すると統計的にプラスになるらしいので、 個人投資家は、長期的な運用方針で投資するのが良いらしいです。

データとして、1953年から2006年までの保有期間別の株式投資年間収益率が載せられてて、
 一年、二年といった短期保有では、プラスもマイナスも大きく散らばっていますが、 三〇年を超えると 一二% ~ 一三% 前後に収束していきます。これは統計学者が 「平均への回帰(Reversion to the mean)」と呼ぶ現象です。三〇年以上保有し続ければ、 どんな株式投資がうまい人でも下手な人でも、そして二度の石油ショックや円高不況、 バブル崩壊があっても、おおむね一二%の収益をあげることが可能であることがわかります。
(P.162)
との事。

30年という期間を考えると、投資は、早く始めた方が良さそうな気がするのですが、 その前に生活防衛資金を貯めないとね~。(^^;>私

2007年12月に出版された本なので、かろうじてサブプライムローン問題の初段には触れられていますが、その後のリーマン・ブラザーズ破綻によるリーマンショック以降の世界規模の金融危機突入の話は書かれていませんけども、読む価値はある本だと思います。

  1. 長期継続
  2. 極力分散
  3. 低コスト
  4. シンプル
の4点が、個人投資家の投資戦略の基本(P.306)と書かれていて、
 複雑で込み入った金融商品は、個人投資家にはふさわしくありません。 そういう商品は無視するのが正解なのです。複雑な商品は業者が儲かるだけで、 個人投資家が泣く結果に終わりがちだからです。
 無理して変な金融商品を買わなくとも、ほとんどの人にとっては、株式と国債と外貨だけで十分です。 それ以上の種類の商品は無駄ですし危険です。効率的な管理もできなくなるでしょう。
というアドバイスが続いています。

勧誘のしつこい業者には、「論より書面」という戦術で撃退するのが良いそうです。
 どんな説明を口頭で受けても、自分の頭の中だけで理解しようとせずに、業者に書面で提出させましょう。
 「なぜ、その値段が適正なのか」「どういうリスクがあるのか」「最悪の場合はどうなるのか」 などについて、納得のいく説明を書面で回答してもらうのです。必ず、会社名を明記させ、 担当者の署名をもらっておきましょう。日付も明記すべきです。
との事。

まぁ、今回の金融危機は、高度な金融工学を駆使して、サブプライムローンを織り込んだ複雑な金融商品を世界中にばら撒いた結果ですからねぇ・・・。

プロでも、ちゃんと中身の理解出来ない商品を買って痛い目に合うんですから、素人の個人投資家は、 複雑な商品は買っちゃダメでしょうねぇ・・・。

という事で、直接は、今回の世界規模の金融危機の話には触れられていませんが、 TVのニュースや新聞の記事を理解するのに、この本は、役に立ちました。

投資戦略の発想法 2008 (2008)
木村 剛
ナレッジフォア
売り上げランキング: 33128
おすすめ度の平均: 4.0
3 投資の思考を概略的に理解するための本
5 投資版「家庭の医学」
5 読み応え抜群の1冊
5 最大公約数的で良心的な初心者用投資戦略
5 誠実で丁寧

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